Topics

セミナー

下請法(中小受託取引適正化法)の基礎知識と違反防止のためのポイント

開催日時 2025年9月24日(水) 13:00~17:00
講師等 那須 秀一
業務分野
主催 日本経営協会
会場 オンライン開催(Zoomウェビナー形式)
ねらい

~発注事業者における下請法遵守のための注意点を具体的に解説~

下請法は多くの事業者の取引に適用されているにもかかわらず、担当者の認識不足や単純なミスなどにより、知らず知らずの間に違反してしまっていることがあります。行政当局は、コスト上昇等を踏まえ、下請法の運用・執行を年々強化しながら、中小事業者による価格転嫁を促進する取組みを進めてきました。こうしたなか、本年5月には下請法の改正法が成立し、対象取引の拡大、禁止行為の追加、「下請」という用語の廃止といった変更が行われています。今後、発注事業者は下請法の基本的な知識だけでなく、2026年1月施行の改正法を含めた最新の実務動向を把握しておく必要があります。

本セミナーのポイント
①下請法を遵守するために、注意すべきチェックポイントの解説
②社内で違反が発覚した場合に、採り得る改善策の解説
③2025年改正法による変更点、考え得る実務的対応の解説
④下請法に類似する規制についての解説

プログラム内容

1.下請法とはどういう法律か
 (1)下請法の目的
 (2)現在の執行状況
 (3)2025年改正法の概要

2.下請法が適用される取引とは
 (1)各委託取引のチェックポイント
 (2)トンネル会社規制
 (3)単なる取り次ぎの場合

3.下請法において求められる親事業者の義務
 (1)発注書面の記載方法
 (2)仮発注の問題点
 (3)支払期日の定め方

4.下請法において禁止される親事業者の行為
 (1)下請代金に関する禁止事項
   ①買いたたきのリスク管理
   ②減額のリスク管理
   ③支払遅延のリスク管理
   ④有償支給材の取扱いの注意点
   ⑤手形交付の注意点
 (2)発注製品に関する禁止事項
   ①許される返品、やり直し
   ②試作品の取扱い
   ③製品に契約不適合があると考えた場合の対応
 (3)禁止される要請
   ①不当な経済上の利益の提供要請
   ②物の購入強制、役務の利用強制

5.類似規制との関係
 (1)優越的地位の濫用規制のポイント
 (2)フリーランス保護法のポイント
 (3)下請法との違い

6.下請法違反への対応
 (1)当局への調査に対する対応
 (2)下請法違反行為の自発的申出
 (3)下請法コンプライアンス体制の整備
 (4)契約書のチェックポイント

お申込み・詳細

お申込み、受講に関する詳細はこちらから

関連するセミナー

那須 秀一のセミナー

那須 秀一のセミナー一覧へ